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【診療報酬実務能力試験!】53、55回の外来のポイントと注意算定!☺️

どうも~。当ブログをご覧いただいている、そこのあなた!いつも見ていただき、ありがとうございます。担当のSW-challengeで~す。




今回は診療報酬実務能力試験の53、55回の外来のポイントと注意算定についてご紹介します。👏






それでは、いってみましょう。(^-^)/




目次

注意点!📖


今回も医学通信社の参考書(2022年後期)と森岡先生(2022年版)の参考書を参考にしています。

なお52回はコロナのため中止です。


また、特に来年度は改定になりますので、それ以降に参考にされる方はご注意ください。




まずは病院の情報!と患者情報!✏

まずは算定に必要な病院の情報と患者情報を簡単に書いていきます。


まずは病院情報!


130床の病院
常勤の薬剤師


診察時間
月から金→9時から17時
土→9時から12時
日、祝→休診




続いて、患者情報!



社保の本人で女性、昭和40年4月13日生まれ。
令和2年10月7日が初診。

別のクリニックにて下肢静脈瘤の治療を受けたていたが、左の下肢静脈瘤が悪化し、この病院の外来を紹介された。



下肢静脈瘤(主)→開始日:令和2年10月7日(特定疾患ではありません。)
右下肢蜂窩織炎→開始日:令和2年10月16日、治癒:令和2年10月23日



問題での診察日は
令和2年10月7日(水)→外科
令和2年10月14日(水)→外科
令和2年10月16日(金)→外科
令和2年10月23日(金)→外科


下肢静脈瘤の手術を14日に行った。


基本的な算定!📱

まずは基本的な算定を見ていきます!!


欄外!!


病院なので欄外の床の欄に130床って記入します。

また右下肢蜂窩織炎は治癒って書いていますので転帰の治癒の欄に○をし、(2)と書きます。



11コード!


10月7日は初診で、特に時間外などとは書いていないので、こういう書き方になります。


左(合計を書く方)

初診  1回 288点




12コード!


今回はすべての再診は時間内です。

130床は外来管理加算は算定できます。今回は14日は手術をしていますが、それ以外は手術や処置など算定できない項目はありません。


また、病院のため夜早、明細書加算などは算定できません。


算定の書き方は左側のみとなります。



再診   73×3 219点
外来管理加算  52×2 104点


 

13コード!


薬剤管理情報が16日に出ています。略して薬情書きます。
今回は手帳ありと書かれていますのでこのように書きます。


右側(概要欄)
【薬情】、【手帳】 13×1


※薬情は10点、手帳は3点となります。



左側

13 医学管理 13点




21などのコード!

今回は16日にセフカペンボキシル(1錠24.6円)と言うお薬3錠が7日間が出ています。


右側(概要欄)


セフカペンボキシル100mg3T  7×7


※24.6(1錠)×3(3錠分)=73.8円→五捨五入で7点になり、それを日数を駆けるのでこのような答えになります。
※Tは錠と同じです。




左側

21 薬剤 7単位 49点
調剤 11×1回 11点
26 処方 42×1回 42点
27 基調     14点


※薬剤の単位は日数の単位を書いて、横に概要欄を計算した点数を書きます。
※また今回は院内処方となっています。常勤の薬剤師さんが在籍されていますので調基がとれます。書き忘れのないようにしましょう。



30、40コード


今回は該当するものがありません。



50コード

14日に下肢静脈瘤には下肢静脈瘤血管内焼灼術と言う手術をされています。また、手術薬剤もありますのでそれも忘れずに算定しましょう。

書き方はこのように書きます。




右側(概要欄)

下肢静脈瘤血管内焼灼術(左)14日 10200×1
キシロカインポリアンプ10mL1A  9×1



左側

50 1回 10200点
   薬剤 9点



※手術には必ず手術日を書きます。
※左下肢静脈瘤なので()に左が必要です。
※薬剤の計算方法はキシロカインポリアンプの1Aの値は89円で、五捨五入すると9点となります。



60コード!

7日の初診日にナトリウムからGluまでの検査があります。10個以上ありますので塊として106点になります。

書き方はこのように書きます。


右側(概要欄)
NL、略、Glu    106×1

※皆さんはすべて書いてくださいね。


もちろん尿検査と末梢血液一般、末梢血液像(自動機械法)も今回はあるのでそれも忘れずに!!



外迅検も今回7日に患者に検査結果を説明し、文章で交付という文章があるので取れます。
ただし対象の検査は5項目が限度です。

書き方はこのように書きます。

右側(概要欄)


【外迅検】 (5項目)   50×1



外来ですので、判断料、BーVの取り忘れにはご注意くださいね。



70コード!

   
7日に胸部エックス線1方向を行っています。

このように書きます。

右側(概要欄)


胸部XーPデジタル1方向【電画】  210×1

※Xエックス線は153点、電画は57点です。


 

ここからは注意算定!!😲

ここからは注意算定について見ていきます。


超音波と心電図


この回の外来は下肢血管の超音波と心電図検査が出ました。




まずは超音波からいきます。



書き方はこのように書きます。


超音波検査「2」ロ(2) 450×1

※「2」は断層撮影法の略です。
※ロ(2)はその他の場合の所の(2)に下肢血管がま書かれています。




心電図検査はこのように書きます。

ECG12 130×1


※ECGは心電図検査の略です。
※12は12誘導の略です。





そして今回最も大切な算定の造影のエックス線!


今回の回の一番特徴な算定が7日の造影剤使用のエックス線です。



X線透視、
下肢血管造影剤XーP2方向
イオンパミドール(造影剤の薬剤)


が書かれています。



参考資料を見ると透視診断の点数が書かれていますが、点数表を見てください。
血管造影撮影時には透視診断は認めない(しない)と書かれています。


なので透視診断(X線透視)の点数は書きません。


この問題を初めて学校で解いたときはあまり点数表を見ていなくて間違えて解いていました。後で説明を聞きました。

聞いた後は点数表を見なくてもいいようにその書かれている部分をコピーして点数表を見なくてもいいようにしました。

皆さんも学校などで注意するべき所は教えてももらえると思いますので参考資料にぜひ書き込みやコピーなどをし、なるべく参考資料だけでいけるように工夫しましょう。




少し話がそれましたが、算定の書き方はこんな感じです。



下肢血管造影XーPデジタル2方向【電画】 405×1

イオンパミドール100mL1筒 335×1

※造影のエックス線の2方向が339点、電画が66点です。
イオンパミールは1筒が3348円で、五捨五入すると335点となります。





ここからは55回の外来について!!😌

ここからは55回の外来について書いていきます!





まずは問題に必要な情報!!😲


問題、令和3年10月のレセプトを書きます。


診療所

外来感染対策向上加算
連携強化加算
サーベイランス強化加算

※これら3つは2022年改正で初めて出てきた加算ですので、参考書によってはない物もあります。また、月に一回の算定です。



明細書発行加算
検体検査管理加算(Ⅰ)



診察時間


月から金→10時半から19時
土→10時半から13時
日、祝→休診

簡単にこの回の患者データーを書きます。
社保の本人で男性、昭和51年7月13日生まれ。令和3年10月12日が初診。


痛風(主)→開始日:令和3年10月12日(特定疾患ではありません。)
糖尿病→開始日:令和3年10月12日
左第1趾基関節滑液包炎(主)→開始日:令和3年10月13日




問題での診察日は
令和2年10月12日(火)16時半→整形外科
令和2年10月13日(水)19時半→整形外科
令和2年10月19日(火)→整形外科
令和2年10月26日(火)→整形外科




基本的な算定!📱

まずは基本的な算定を見ていきます!




11コード!


10月12日は初診で、特に時間外などとは書いていません。また、改正での追加算定は初診の中に一緒に計算します。(その場合は概要欄にも書きます。)


右側(概要欄)


【初感】、【初連】、【初サ】


※【初感】は初診の外来感染対策向上加算の略です。
※【初連】は初診の連携強化加算の略です。
※【初サ】は初診のサーベイランス強化加算の略です。



左(合計を書く方)
初診  1回 298点

※初感の点数は6点、初連の点数は3点、初サの点数は1点です。これに初診の288点を足したのが答えになります。



今回の再診は13日は時間外、19日、26日は時間内の再診です。



今回は13日、19日、26日は手術や処置など算定できない項目はありません。


また、今回は診療所なので明細書加算は算定できます。



書き方はこのように書きます。



右側(概要欄)

【明】    

※明は明細書発行加算の略です。


左(合計の方)

再診   74×3 222点
外来管理加算  52×3 156点
時間外   65×1


※再診の73点に明の1点を追加するため74点になります。



13コード!


後で注意算定の所で説明します。




21から23コードなど!

今回はすべて院外なので該当するものがありません。



30コード!


後で注意算定の所で説明します。



40、50コード!


今回は該当するものがありません。



60コード!


12日にナトリウムやクレチニン、グルコースなど10項目以上の塊なので106点になります。

書き方はこのように書きます。


右側(概要欄)
NL、略、Glu    106×1

※皆さんはすべて書いてくださいね。


もちろん尿検査と末梢血液一般、末梢血液像(自動機械法)、CRPも今回はあるのでそれも忘れずに!!


19日にもHbAIcとグルコースをしています。こちらも算定を忘れずに!



外迅検も今回19日に患者に検査結果を説明し、文章で交付という文章があるので取れます。
ただし対象の検査は5項目が限度です。

書き方はこのように書きます。

右側(概要欄)


【外迅検】 (2項目)   20×1

今回はHbAIcとグルコースが対象になります。



外来ですので、判断料、BーVの取り忘れにはご注意くださいね。
なお判断料は月に一回しか取れませんが、BーVは1日につきとなっているので今回は12日19日があります。



BーV    37×2




70コード!

7日に足のエックス線2方向を行っています。よく出る胸部とは点数が違いますので注意しましょう。


このように書きます。

右側(概要欄)


足部XーPデジタル1方向【電画】  224×1

※足のXエックス線は167点、電画は57点です。




80コード!

今回は12日、19日、26日に院外処方が出ています。


今回のアルボ、フェブリク、クエンメットは一般のお薬がないので一般は取れません。
また、痛風特定疾患ではないので特処もありません。
なので処方料のみとなります。



書き方はこのようになります。


右側(概要欄)


処方料「3」   68×3




80 処方せん 3回  204点





ここからは注意算定!✏


ここからは注意算定について書いていきます。



13の診療情報提供料(Ⅰ)

今回の注意算定の1つとして診療情報提供料(Ⅰ)が今回は26日に出ました。



これはいわゆるかかりつけ病院やよその病院に紹介するときに情報を送る時の紹介状代です。



今回はかかりつけの診療所へ情報を提供することを問題文に書かれていますので取れます。


書き方はこのようになります。


右側(概要欄)
【情Ⅰ】(26日)  250×1


※情Ⅰが診療情報提供料(Ⅰ)の略です。
※また日付を書く必要がありますので、書くのを忘れずに!


13医学管理  250点 





30コード(33の滑液嚢穿刺後の注入)


もう1つの今回の注意算定として33コードの滑液嚢穿刺後の注入が出ています。



滑液嚢穿刺後の注入は参考書の33コードに点数が載っています。


問題文に「左第1趾基関節にステロイドを注射!」って書いてあるので注射のコードにあるんだろうなとイメージしましょう。



また、リンデロンが薬剤となります。




書き方はこのように書きます。


右側(概要欄)


滑液嚢穿刺後の注入  80×1

リンデロン2mg1A   17×1



左(合計点の方)


30(注射)33その他  2回 97点


※リンデロン2mg1Aは172円で、五捨五入をすると17点になります。

※左側は滑液嚢穿刺後の注入とリンデロン2mg1Aの点数を合わせた点数になります。



グルコースの自動分析法に惑わされるな!!


最後に注意することは算定ではなく、言葉に惑わされないでほしいことです。



19日のグルコースグルコース自動分析という言葉を書いています。


意味はただのグルコースと同じなのですが、自動分析法と言うのが最後についているから他の算定だと思って参考書から探すとかと思いますが、


もちろんグルコースという意味なのでいくら参考書を探しても見つかりませんので素直にグルコースとして算定しましょう。


なぜこんなことを書いたかと言うと、55回は私も試験で受けたときに自動分析法という言葉に惑わされて一生懸命に探して結局見つからなかったので諦めて書かなかったからです。


グルコースって書いてあるので素直にグルコースとして算定したらよかったんだと解説を読んで知りました。






まとめ!💫


今回は外来の53、55回の外来についてポイントと注意算定についてご紹介しました。




53回の外来の注意算定は60コードの超音波、心電図と下肢血管造影剤XーP(透視診断の不可)がポイントでした。




55回の外来の注意算定は13コードの診療情報提供料(Ⅰ)と33コードの滑液嚢穿刺後の注入と60コードのグルコースの自動分析法の言葉がポイントでした。



実際の私の失敗談やどういう考え方をしたのかも書いたので皆さんはこうならないようにしっかりと参考にしてくださいね。




次回の予告!!📖


次回は53、55回の入院のポイントと注意算定についてご紹介します。




次回もお楽しみに!!






今回はここまで。最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
また次回会いましょう。🙋