どうも~。当ブログをご覧いただいいてる、そこのあなた!いつも見ていただき、ありがとうございます。担当のSW-challengeで~す。
今回は診療報酬事務能力試験の外来の過去問50回と51回の概要とそれぞれのポイントについてご紹介します。👏
それでは、いってみましょう。(^-^)/
目次
注意点!📖
今回も医学通信社の参考書(2022年後期)と森岡先生(2022年版)の参考書を参考にしています。
今回紹介する、過去問50、51回は2023年(今年)の参考書をお使いになっている方は載っていませんのでご了承下さい。
また、特に来年度は改定になりますので、それ以降に参考にされる方はご注意ください。
50回の外来!!☺
それでは、早速50回の外来を見ていきます。
この回の病院と患者データー!!
病院の情報!
診療所
糖尿病合併症管理料
糖尿病透析予防指導料あり。
診察時間
月から金→10時半から19時半
土→10時半から13時半
日、祝→休診
簡単にこの回の患者データーを書きます。
社保の本人で男性、昭和40年1月12日生まれ。
平成28年2月23日が初診。
2型糖尿病が主病で特別管理加算が対象。
問題での診察日は
令和元年5月18日(土)14時45分→外科
令和元年5月20日(月)18時50分→外科
令和元年5月27日(月)18時15分→外科
令和元年5月27日(月)18時40分→内科
患者データーの書き方!
今回は6つ病名があり、レセプトの書欄は3つしかありません。
基本的に3つ目の下に4つ目は書けますが、5つ目以降書くときはレセプトの右側に書きます。(右側を使った場合は病名とコードの間に必ず線を引きます。)
また、今回は6番目の腰椎捻挫が治癒になっていますので治癒に○をつけ下に(6)と記入します。
前回と同じような所!!
時間外が今回もある!!
→皆さんお気づきかと思いますが、今回も5月18日の診察時間は時間外ですね。
→と言うことは、時間外の再診となります。
→この日は今回も前回ご紹介した創傷処理の手術+真皮縫合、デブリードマン加算の手術がありますので手術の計算は注意が必要です。
→また、画像もされているので画像コードで緊急画像診断の緊画も取る必要があります。
外来管理加算も今回不可!
→18日は手術。
→20、27日は創傷処置があるため取ることができません。
同一日の再診がある!!
→27日は外科の後に内科の診察を受けているために複再診になります。
夜早が2回!!
→20日と27日は18時を回っての診察なので夜早が取れます。
ポビドンヨードも今回は算定できない!(手術にポビドンヨード、処置もポビドンヨード)
→今回も手術の方は手術の薬剤として出ているためです。
→処置の方は10mLのため五捨五入したら1点になるためです。
湿布!
→今回も湿布が出ているので院外処方ですが、コメントで1日の枚数が必要です。
外迅検!
→27日の内科の所に患者に検査結果を説明し、文章で交付という文章があるので取れます。
ただし対象の検査は5項目が限度です。
この回の特徴!!
ここまでは前回と同じ説明ですが、ここからはこの回の特徴の説明をします!!
糖尿病透析予防指導料がとれます!!
→施設基準と問題文にHbAlcの値(6.5以上)と透析予防指導を行っているの文章があるのでとれます。
→また、レセプトの右に書く必要があり、透予って書き、後ろにHbAlcの値も書きます。(点数も必要です。)
糖尿病合併症管理料がとれます!!
→施設基準と専任の看護師から糖尿病ハイリスク指導計画に基づき、30分の指導があるので取れます。
→レセプトの右に書き方は糖って書きます。(こちらも点数も必要です。)
特別管理管理はとれません!!
→この患者さんは初診月ではなく、薬と運動について医師からの指導がはいっていますが、問題文に特別管理加算が取れないって書いているのでそれをちゃんとみましょう!
→具体的な理由は透析予防指導料があるためです。
ただし、特処は取れます!!
特別管理加算がとれなくてもお薬の指導をしていたら、特処は取れますのでお忘れなく!!
処方箋料の一般名!!
前回ブログは薬の名前に般の文字がなかったのでとれませんでしたが、
18日の院外処方のレボフロキシンとフェルビナックスです。
このどっちも一般のお薬でさらに2つあるので一般1の方になります。(一般2はどっちかが一般ではなかったり、1種しか一般が出なかったときです。)
複数処方箋!
27日の外科と内科の処方箋があり、複数処方箋の場合は
レセプトの右に5/27は外科と内科の先生による処方のコメントが必要です。
続いて、51回!📱
同じように説明します!!
病院のデーター!
まずは病院の情報!
210床の病院
地域連携夜間、休日診療料
CT(1.5テラス以上3テラス未満)
常勤の薬剤師
画像管理加算2
診察時間
月から金→9時から17時
土→9時から12時
日、祝→休診
患者データー!!
簡単にこの回の患者データーを書きます。
社保の家族で女性、昭和46年5月11日生まれ。令和元年10月27日が初診。
頭部挫創傷が主病ですが、特別管理加算が対象外。
問題での診察日は
令和元年10月27日(日)14時10分
令和元年10月28日(月)9時45分→整形外科
令和元年10月30日(月)9時45分→整形外科
まずは同じようなポイント!!
今回は時間外ではないのですが、27日は日曜日なので休日としての初診になります。
と言うことは、左側の初診の休日の欄に○をつけ、初診の基本料点数+初診の休日の追加点数を足したのを書きます。(288+250)
→この日はさっきも出てきた創傷処理の手術+真皮縫合、デブリードマン加算の手術がありますので手術の計算は注意が必要です。(今回は休日なので×1.8をします。)
もちろん骨折非血的整復術も基礎点数に休日の1.8をかけてくださいね。
→また、画像もされているので画像コードの緊急画像診断の緊画も取る必要があります。
外来管理加算も今回不可!
→というか問題をよく見てください!200床以上は算定できません。
ポビドンヨードも今回は算定できない!(手術にポビドンヨード、処置もポビドンヨード)
→今回も手術の方は手術の薬剤として出ているためです。
→処置の方は10mLのため五捨五入したら1点になるためです。
外迅検!
→28日に患者に検査結果を説明し、文章で交付という文章があるので取れます。
ただし対象の検査は5項目が限度です。
この回の特徴!!
患者データーの欄に何床かを記入!
→210床と問題に書いているので病名の上の欄の何床にこの210を書きます。
明細書加算は不可!
明細書の加算は診療所のみの加算となりますので、今回は病院のため取れません。
210床は注意!!(200床以上の場合)
→210床の場合は外来診療料として再診の28日と30日は74点の方で計算をします。
→また、100c㎡以下の処置は算定不可になります。(28日と30日にあります。)
薬剤は計算しますが、10mLのため五捨五入したら1点になるため薬も不可です。
この他の対象の処置は参考書の早見表に載っていますのでそれを確認してくださいね。
→検査も不可な物があります。(今回は28日の抹消血液一般です)
他の対象の検査は参考書の早見表に載っていますのでそれを確認してくださいね。
※この外来診療料は再診の処置、検査などが取れません。
初診での処置、検査などはとれるのでご注意を!!
地域連携夜間、休日診療料!(13コード)
27日は休日そして施設基準に地域連携夜間、休日診療料があるので地域連携夜間、休日診療料がとれます。(レセプトに地域夜休と点数を書きます。)
薬剤管理情報に注意!!(薬情)
27日は手帳なしの薬情と28日に手帳ありの薬情がありますが、
薬の内容(回数は違いますが)が同じなので27日のものしかとれません。
調基!
この問題はすべて院内処方となっています。
常勤の薬剤師さんが在籍されていますので調基がとれます。
院外処方は取れないし、たまにこうやってすべて院内処方が出たらけっこう忘れることが多いため気をつけましょう!!
骨折非血的整復術に軟成形使用型 上肢副本を使用し固定の文字は特定保険医療材料です。
(特定保険医療材料料は1つの値段を書く必要があり、また四捨五入をした点数も記入します。)
レセプトには骨折非血的整復術計算とは別に書きます。
骨折非血的整復術の下に
副本・軟化形成使用型・上肢用1個(1個:1770円) 177×1
と記入します。
検査!
骨塩定量検査(超音波)が今回出ています。初めての場合は初回、2回目以降は前回の実施日をレセプトの右に書きます。
今回は初回なので
骨塩定量検査「4」初回 80×1
※「4」は超音波の略です。
画像
今回はCTが出ました。
CT(1.5テラス以上3テラス未満)(900点)+電画(120点)なのでづきのように書きます。
頭部及び右前腕部CT(ロ)電画 1020×1
※(ロ)が1.5テラス以上3テラス未満の略になります。
※電画は必ず囲んでくださいね。
前にポイントとして言いましたが、CTはコンピューター断層料も要るので取るのを忘れずに!!
また、今回はエックス線もしていていて、またCTとX腺は放射線科のレポート+文書報告があるので画像管理加算が取れます。
写画像1(画像管理加算2と施設基準に、ありますがX腺はすべて1になります。)、コ画2がCTです。
まとめ!!✏
今回は
50回、51回の外来の概要とポイント、注意しないといけないことなどを
ご紹介しました。
似てる所、違う点やその回の特徴などお分かりいただけたと思います。
また算定には点数を書くだけでなく、コメントなどの規定があることや施設の概要を注意してみないと間違えることがあります。
特に200床以上の病院では検査や処置、初再診などあらゆる所が点数がそれ未満の床とは異なるあるいは点数が取れないなどで大きく減点されますのでご注意くださいね。